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2022年11月9日(水) Sクラスレポート

「幅と深さが取れるとボールを回しやすいですね」

こんにちは。
幅広のスパイクがジャストフィットする、Sクラス・SSクラス担当の中山です。

プロの試合をテレビ観戦していると、
冒頭のようなコメントを解説者が話すときがあります。

幅と深さ

どういうこと?。。
と、思われる方も多いと思います。

簡単に図で表すと以下のような意味です。

チーム全体でピッチの「横幅」(タッチラインからタッチライン)をなるべくとること。

チーム全体で前方と後方の「深さ」「前と後ろの距離」をとること。

多くのチームでは、守備時、ボールを奪いやすくするために、
一人一人の距離感を短くして、「密集地帯」を創ろうとしてきます。
密集地帯の方がボールをひっかけやすく、一人一人が走る距離も短くてすむからです。

その守備に対して、攻撃側が考え方のひとつが、
ひとりひとりのプレースペースを広く取ることで、
相手マークを分散させて、ボールを回しやすくしようということです。

またまた前置きが長くなりました。。
11月9日のSクラスレポートです。

テーマは「幅と深さをとる」

3対3対3(実質6対3)ボール回し

5対5フットサルコートフルコートゲーム

トレーニング冒頭では、ボールと自分だけの関係しか観れておらず、
自分がどこに立てば、「幅と深さ」が取れるのか考えられないプレーヤーが多かったです。

徐々に幅と深さを取り、さらに「中継ポイント」の役割も必要ということがわかってきて、
スムーズにボール回しができてくるようになりました。

もちろん、相手を観ながら、深さをとるのか、あえて浅くしておいて一気に深さをとったり、
幅を取りながらも、内側に入り込んでボールを受けたりと、
状況に応じて判断を変えていくシーンもあり、とても良いトレーニングでした。

幅広・深さ

このテーマでトレーニングしましたが、
とはいえ、この考え方が正解、全てというわけではありません。

現在、ドイツの強豪クラブ、バイエルンミュンヘンの監督をしている、
ナーゲルスマン監督の戦術はこの幅広、深さの考え方とは違い、
「幅狭く・深さをとる」戦術だと聞いたことがあります。

世界のサッカーに目を向けると、日々新しい戦術、戦略、プレーが出てきますが、
大事なの事は”自分の頭で考えること”

「なぜその考えが良いのか?」
「もっと良いアイディアはないのか?」

日々頭を働かせながらサッカーを楽しみましょう!

 

 

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