2023年1月18日(水) Sクラスレポート
”サッカーはボールのないところで勝負は決まる”
こんにちは。
1冊の本との出会いが、サッカーにのめり込むキッカケとなった、Sクラス・SSクラス担当の中山です。
サッカーを深く理解し、”観るサッカー”も、より楽しむ事ができるようになったのは、
講習会での学びでもなく、プロの試合を観たからでもなく、
大学生時代、図書館で以下の本を借りて読んでからでした。
▼ボールのないところで勝負は決まる―サッカーQ&A▼
2008年に発売された本(こちらは新版で2005年に初版発売)ですが、
今、手に取って読んでも学べる1冊です。
特にサッカーを始めたての初心者にはわかりやすいQ&A方式で書かれているのでオススメです。
なんとなくサッカーを観ていた、プレーしていた私が、
なぜそうなる?なぜそれが必要か?という視点を持て、
その後のプレーで「考えながらサッカーできる」キッカケとなった本でした。
さて、前置きが長くなりました。。
1月18日(水)のテーマは
プレーへの関り・オフザボールのアイディア
ハンドパスゲーム(シュートはヘディング・脚有り)
2対2
3対3
ゲーム(ルール制限付き)
オフザボール(ボールを持っていない時のプレー)の動きは、
相手を観ながらプレーすることが前提になります。
プレーに関わるには、ボールの状況を観るだけではなく、
相手の状況を観て、動き出せると効果的なプレーに繋がります。
相手の背中を走る、相手の視野から消えて動き出す。
常に100%ダッシュをしていても相手にとっては予測しやすく、捕まりやすくなります。
タイミングよく、急加速していくと、相手は捕まえにくくなりますね。
ゴール前での攻防はわかりやすいです。
記憶に新しい、カタールワールドカップ グループリーグ初戦 ドイツvs日本
オフサイドになってしまいましたが、
前田選手は前田選手から見て、斜め左にフリーランニングしています。
(最初は斜め右かまっすぐに走ろうとしますが、リュディガー選手の背中の後ろを狙う判断にしたように観えます)
そして伊東選手からクロスがあがる瞬間、3つのコミュニケーションの内の1つ、
「ボディランゲージ」=「左腕で蹴ってほしいスペースを指示、要求」をしています。
このシーンは残念ながらオフサイドとなりノーゴールとなります。。
オフサイドラインぎりぎりで、抜け出す”眼”と”タイミングは改善ポイントですが、
あのリュディガー選手の視野から消えて、ボールを”引き出す”「オフザボール」の動きは、
まさに日本を代表する選手のプレーでしたね。
もちろん、中盤で激しくプレッシャーをかけた遠藤選手、ボール奪取をした鎌田選手、
素早い切り替え(守⇒攻)とクロスを上げた伊東選手も素晴らしいですが、
”ボールのないところで勝負を決めた”前田選手のプレーが素晴らしかった。
(オフサイドでしたが。。。)
Sクラス・SSクラスでは、試合で活躍するために、必要なテーマを持ってトレーニングをします!
まだまだみんなは伸びしろたくさんです!
これからも楽しく真剣にサッカーをしよう!
※私事ですが、コジスポさんでコーチをさせていただくのが1月末までとなります。
よって、Sクラス水曜日コースは来週、1/25日が最終日となります。
最後は、「楽しく真剣に」「オンとオフの切り替えを明確に」「自分が主役のつもりで」
私もプレーヤーとして、子ども達と一緒にトレーニングします!
よろしくお願いいたします。