2022年11月18日(金) Sクラスレポート
考え方を大きく変える言葉と出会ったことはありますか?
こんにちは。
元日本代表監督・イビチャ・オシム氏の言葉で、
サッカーの考え方、人生観が大きく変わったSクラス・SSクラス担当の中山です。
11月18日のSクラスレポートです。
テーマは「3人目の関り(ゴール前)」
4対2
3対3
ゲーム
ボールを持っていない時の動きの質を一つのテーマにしました。
私が大きく影響を受けたオシム氏の言葉は、
多くの人に多くの勇気と気づきを与えてくれたと思います。
サッカー関係者以外の方にも。
言葉に重みがあり、他者への優しさと厳しさがある方でした。
数ある言葉の中で、私が影響を受けた言葉のひとつが、
”走りながら考える”
サッカーで目の前の相手を攻略する考え方は何通りもあります。
ドリブル、シュート、パス、、、
ボールを扱うテクニックを駆使するのはもちろん、
サッカーではもうひとつ重要なテクニックがあります。
”フリーランニング”
ボールを持っていないときの動きです。
湯浅健二さんの「クリエイティブなムダ走り」というキーワードも私の中で、考え方を大きく変えたひと言です。
人が動くことで、パスを受けるだけではなく、周りの味方が使えるスペ-スを作り出すことができる。
そのスペースは動きの連鎖によって、出来ては消え、消えては出来るもの。
フリーランニングでスペ-スへ入り込むという動きを忠実に積み重ねることで、
自分だけではなく他の味方も、スペ-スで(ある程度フリ-で)ボ-ルを持つ可能性、
その結果として決定的スペ-スを攻略してシュ-トを打てる可能性は確実に高まると考えます。
パスがくるかどうかに関わらず、「まず」 人が動き出すことが先決。
フリーランニングをしても、ボールが来ない、パスが繋がらないといった、
表面的な結果としては無駄に終ったとしても、
サッカーのメカニズムを理解した上で、
意図あるフリーランニングを続けることが 「クリエイティブなムダ走り」 となる。
ただやみくもに走ればいいという訳ではなく、
その走りが、次のアクションに対する明確な "イメ-ジ(意図)" と、
リスクを恐れぬ強い "意志" に支えられたものでなければなりません。
そこが 「クリエイティブ」 に込められた意味ですね。
”走りながら考え続ける”
サッカーは刻一刻と状況が変わるため、数秒先の展開も予想がつかない。
予想外の展開になるからこそ、
高度な集中力を維持しつつ、状況を見ながら最良の判断・決断をしつづけることが重要ですね。
ミスをしてもすぐに次の最良の判断・決断をし続ける!!
いよいよ開幕したカタールワールドカップでも、
世界トッププレーヤー達の、ボールを持っていない時の動きもチェックしてみましょう!!