2022年12月8日(木) SSクラスレポート
熱戦が繰り広げられている、ワールドカップ カタール大会も、
残すところあと8試合(12月9日(金)11:30時点)となりました。
日本代表は敗退してしまいましたが、
世界一を目指す強豪国同士の真剣勝負を楽しみましょう!
こんにちは。
今回のワールドカップを観て、改めてサッカーは深く、面白いと気付かされた、
SSクラス・Sクラス担当の中山です。
12月8日(木)のテーマは
守備⇒攻撃(グループでボールを奪う)
~ファーストタッチ・サポートの質~
~時間を創るドリブル~
・ボールキープゲーム
・フルコートゲーム(ルール制限有)
SSクラスはドリブルが得意なプレーヤーが多いです。
もちろん、「得点をする」ための手段として、
一人で相手全員を抜き去って決めるのもひとつのアイディアです。
三苫選手のように世界で通用するドリブラーが、今後も日本から出てきてほしいとも思います。
どんどんボールに触って、相手を観て、
自分の得意なパターンを強化する、相手を観て逆をとることを覚えてほしいです。
今回のトレーニングは「ドリブルをさらに活かすため」の、
選択肢、景色を観てもらう内容にしました。
トレーニング内容はフットサルコートフルコートを使ったゲームがメインです。
ゲームですが、ルール制限を設けて実施をしました。
まず最初のゲームでは「3タッチ以内」ルール。
このルールの中でゲームに勝つためにはどうすれば良いか?
みんなに聞いてみると色々な意見が出てきました。
「ファーストタッチの置きどころを考える」
「ボールを持っていない選手がパスコースに入る」
コーチが伝える前に、ポイントを理解できていたのは、
考えながらプレーできている証拠ですね。
上記のポイントをもう少し細かく考えると、
「ボールを奪った直後、攻撃に切り替わった瞬間にゴール、
もしくはゴールに近いプレーヤーを狙う」
「ファーストタッチで相手をはがす事も狙う」
「ファーストタッチでゴールに向かう」
「パス&サポートを常に取り続ける」
「パスコースに顔を出すタイミングを考える」
「ゴールキーパー(5人目のFP)を使いながらビルドアップする」
といった点もポイントになってきます。
また、「ボールを運ぶ」判断も含まれます。
「2タッチ以内」ルールだと、2タッチ目がパスかシュートの選択肢のみとなってしまいますが、
「3タッチ以内」ルールであれば、2タッチ目の選択肢の中に「運ぶ」が出てきます。
次のゲームは4対4で行い、
「ゴールは味方全員が相手陣地に入っていた場合のみ認められる」ルールで実施。
このルールで行うと、より「運ぶ」ドリブル、
「味方が押し上がる”時間を創る”」ドリブルが出てきます。
また、コミュニケーションの1つ「声」も重要になってきます。
「まだ打たないで!」
「いいよ!」
「後ろあるよ!」
全体が押しあがることで、奪われた後も人数をかけてプレッシャーをかけられます。
カウンターを受けても、相手も相手陣地に入らないとゴールにならないので、
守備の時間が生まれます。そこで即時守備のアクションを取れるか。
3タッチ以内ルールでゲームを行っていた直後ということもあり、
ボールを持たない選手の動き、パスコースが複数できることで流動的なパス回しもでき、
運びながら、相手を引き付けて、ラストパスを出すプレーなど、
観ていてとても躍動感あるプレーが増えてきました。
ルール制限がある中で、ゲームに勝つために自分たちのテクニックをどう活かすか?
考える先に、今まで自分がプレーしていなかったアイディアや感覚が出てくると、
トレーニングはどんどん楽しくなると思います。
これからも楽しく真剣に、チャレンジし続けましょう!